こんなんも!
四式陶製手榴弾
当製品は<有田焼>
四式陶製手榴弾 ( 旧日本軍 陶器製手榴弾)
四式陶製手榴弾は、旧陸軍造兵廠川越製造所
(現 ふじみ野市)の下請け工場だった 浅野カーリット
埼玉工場(現 川越東高校近辺)で、1944年夏ごろから
製造された。
戦局が激化し、寺の釣り鐘など金属類の供出を求められ
た当時、物資不足を補うため、金属の代用品に陶器が
使われた。
丸型の陶製容器の口に挿した漏斗から 黄色火薬を入れ、
割り箸のような棒で火薬を押し込む。口に起爆用の
信管を取り付けた簡易な仕組みだった。金属製と比べて
殺傷力は弱く、勤務員も、<これが実戦用兵器か?>
と動揺したほどだった。
陶器は信楽焼や有田焼など全国の焼き物産地から
集められてきた。陶製地雷、発煙筒、えい光弾なども
同工場で造られていた。
終戦時、陶製手榴弾は未完成品も含め約500トンあった
という。米軍の要請で陶製兵器は粉々に壊され、近くを
流れる<荒川 脇 びん沼川>に投棄された。
今も川岸で大量に見つかっている。